消印有効と必着の意味と違いは?就活等で頻繁に使われる言葉を正しく知っておこう
「消印有効」というフレーズの意味や、それが「必着」と異なる点、締め切りギリギリの際の対処方法について解説します。
これは就活などで一般的に使用される言葉であり、厳密には意味が異なるからです。
最初に結論だけまとめると「消印有効」と「必着」には、消印が押されるタイミングか、目的地に郵送物が届くタイミングかという違いがあります。
消印有効の意味
「○月○日消印有効」といった形で書類を発送する際の締切日が示されることがありますが、正確な意味を理解していないと期限を過ぎてしまう可能性があります。
具体的には、「○月○日消印有効」という表現は、その日までに郵便物が投函されていれば問題ないことを意味します。
ここで言う「消印」とは、切手やはがきなどが使用済みであることを示す印のことです。
郵便局が郵便物を受け付けたタイミングで日付が押されるため、実際に目的地に届くのはその日以降でも構いません。
就活においても、履歴書やエントリーシート、内定承諾書、推薦状などの書類を郵送する機会が多いため、「消印有効」で締め切りが設定されていることがあり、提出が遅れないよう準備しておくことが重要です。
また、ポストに投函する場合、消印が押されるまでにタイムラグがあるため、締め切りギリギリにならないよう余裕をもって送付することが大切です。
必着の意味
次に「必着」という表現もよく使われますが、「消印有効」とは異なり、その日までに相手に郵送物が届くことが必要です。
ただし、届けるためにはその日中に間に合っていれば良いのか、営業時間内に間に合う必要があるのかは企業ごとに異なります。
消印が押されてから必着するまでの期間
消印が押されてから目的地に届くまでの目安は、翌日から3日後が一般的です。
そのため、「消印有効」よりも「必着」の方が1~3日ほど余裕を持って発送する必要があります。
また、自分の住所から目的地までの郵送に何日かかるかは、郵便局のウェブサイトで調べることができます。
参考ページ(https://www.post.japanpost.jp/send/deli_days/index.html)
なお「消印有効」の締め切りに関しては、最終回収時刻の前にポストに投函するか、郵便局に郵送物を持ち込むことで、投函当日の消印を押してもらえます。
最終の回収時刻を過ぎてしまった場合は、次の日の消印となります。
指定された「○月○日消印有効」の締切り日の前日までには、念のためポストに投函するよう心掛けましょう。
締切りギリギリの場合の対処法については、「消印有効」の場合は郵便局に直接持ち込むことをお勧めします。
締切に余裕がない際には、午前中の早い時間にポストに投函するか、郵便局に直接持ち込むようにしましょう。
基本的には、ポストに書かれている時間に回収が行われますが、交通状況や天候によってはズレる可能性もあるため、郵便局への持ち込みが確実です。
一方で、「必着」の場合は、締切りギリギリの際に速達で送ることで時間を短縮できます。
ただし、就活で履歴書を送る際などは、速達で送ることで「余裕を持って行動できない」と見なされる可能性があるため、普通郵便で間に合うよう準備しておくことが理想的です。
事前に到着日を調査してから、適切な方法で郵送するよう心掛けましょう。
消印有効と必着の意味とは?まとめ
「消印有効」と「必着」の違いや届くまでの目安について解説しました。
就活関連の書類は締め切りが厳しい傾向があるため、送付期限を事前に確認しておくことが重要です。